明日も陽が昇るなんて誰が決めた?
						
						
						
						
						
「さよなら」闇夜
						
						
						
						
						
昨夜投げつけた想いは全て砕け散って、貴方には拾われなかった。
もうそれで良かったのかも知れない。
すぐ諦めていれば、今よりももっと良かったのかも知れない。
						
鳴り響くベル。
						
悪魔のような貴方の優しさと残酷さに、私はもう何もかも判らなくて。
そして、受話器の向こうの声も、私には解らなくて。
これが天罰だとしたら、神様は私の味方だったのだろうか? それとも、貴方の味方だったのだろうか?
						
夜が明けない。
						
想い出の中でだけ、綺麗なままでいられたら。
今は何もかもがぐちゃぐちゃに散らばっている。
						
黒い服を身に纏い、開かれない棺の前へ――
						
いっそ恨んだままで。
綺麗にも装飾せず、全て君へと責任転嫁できたなら。
						
涙さえ流れない、何も聴こえない。
						
「仕方ない」
と、済ませられたなら、きっと軽い気持ちでいられる。
「そんな簡単なものじゃない」
――知っている。
						
今はただ何も考えずに、瞼を閉じた。
						
静かな煙が空へ。
貴方との全て、この炎と一緒に灰になればいいのに。
						
針は回って、いつかはきっと色褪せて、そんなこともあったな、と受け入れられたならば。
今はまだ自信はないけれど。
情愛と悲哀と憎悪と反共感と――全て混ざり合ったこの感情が消える日を。
						
						
闇夜は長く続いている。
						
						
						
						
2つの意味で失恋的なもの。
文章にまとまりがないのはいつものことです。
						
						
						
						
						
						
						
						
					
					
				「さよなら」闇夜
昨夜投げつけた想いは全て砕け散って、貴方には拾われなかった。
もうそれで良かったのかも知れない。
すぐ諦めていれば、今よりももっと良かったのかも知れない。
鳴り響くベル。
悪魔のような貴方の優しさと残酷さに、私はもう何もかも判らなくて。
そして、受話器の向こうの声も、私には解らなくて。
これが天罰だとしたら、神様は私の味方だったのだろうか? それとも、貴方の味方だったのだろうか?
夜が明けない。
想い出の中でだけ、綺麗なままでいられたら。
今は何もかもがぐちゃぐちゃに散らばっている。
黒い服を身に纏い、開かれない棺の前へ――
いっそ恨んだままで。
綺麗にも装飾せず、全て君へと責任転嫁できたなら。
涙さえ流れない、何も聴こえない。
「仕方ない」
と、済ませられたなら、きっと軽い気持ちでいられる。
「そんな簡単なものじゃない」
――知っている。
今はただ何も考えずに、瞼を閉じた。
静かな煙が空へ。
貴方との全て、この炎と一緒に灰になればいいのに。
針は回って、いつかはきっと色褪せて、そんなこともあったな、と受け入れられたならば。
今はまだ自信はないけれど。
情愛と悲哀と憎悪と反共感と――全て混ざり合ったこの感情が消える日を。
闇夜は長く続いている。
2つの意味で失恋的なもの。
文章にまとまりがないのはいつものことです。
							――――2014/05/06 川柳えむ
						
						